香川県は四国最大の商業都市・高松市を中心とした地域で、マリンライナーで岡山(本州)へのアクセスも便利な県です。電力エリアは四国電力送配電管内で、主要ガスはLP中心(高松市の一部のみ都市ガス)です。瀬戸内海式気候で温暖・晴天が多く、直島・小豆島など離島もあります。LP世帯が多く、電気単体の切り替えが節約の主な手段です。
本記事では、月161kWh・30A・集合住宅という標準的な1人暮らしの条件(出典:東京都「家庭の省エネハンドブック2025」令和7年3月)をもとに3プランを比較しました。
結論から言えば、エバーグリーン電気が月約3,823円(四国電力比1,181円/月の節約)で1人暮らしにおすすめです。
香川県の1人暮らしの電気代事情
四国電力従量電灯Aで月いくら?
四国電力「従量電灯A」で30A・月161kWhの月額料金は5,119円(2026年6月1日時点)です。年間換算で約61,428円となります。
161kWhという使用量の根拠
月161kWhは東京都「家庭の省エネハンドブック2025」(令和7年3月)の1人暮らし世帯(集合住宅)年間平均使用量です。
香川ならではの電気代の特徴
1. 四国最大の商業都市・高松の単身者需要
高松市は四国の経済・流通の中心地で、単身赴任者・大学生・若年転勤者も多い都市です。マリンライナーで岡山へのアクセスもよく、本州からの転居者も多い地域です。集合住宅の単身者が電力プランを切り替えるニーズが高まっています。
2. 温暖な瀬戸内気候と夏の冷房費
香川県は晴天が多く温暖な気候ですが、夏(7〜8月)は気温が35℃前後になる日もあり、冷房費が発生します。固定料金型で単価の低いプランを選ぶことで夏の請求を安定させられます。
3. LP中心・電気単体切り替えが基本
香川県はLP(プロパンガス)利用が多く、電気+都市ガスセット割を利用できる地域は高松市の一部に限られます。電気プランの切り替えが節約の主な手段です。
1人暮らしの電力会社選びで見るべきポイント
固定料金型 vs 市場連動型の違い
固定料金型は基本料金と単価が決まっているタイプで、毎月の電気代がほぼ予測でき安定しています。本記事で紹介する3プランはすべてこちらです。市場連動型は電力市場価格に連動して変動します。香川は温暖な瀬戸内気候で夏の冷房費が主な電気代変動要因です。固定料金型で単価の低いプランが安定した節約につながります。
解約金・契約期間の確認
転勤・引っ越しが多い単身者は解約金なし・縛りなしのプランを優先して選ぶと手続きがスムーズです。
申し込みやすさ
ほとんどの新電力はWebから申し込め、切り替え工事は不要です。「供給地点特定番号(22桁)」があればほぼ完結します。申し込みから切り替えまでは約1〜2ヶ月かかります。
香川県で1人暮らしにおすすめの電力会社3選
第1位:エバーグリーン電気
月額: 3,938円(年間平均、161kWh・30A)
四国電力比: 月1,181円の節約(年間14,172円)
エバーグリーン電気の基本プラン(四国)は、2026年6月1日時点で四国電力エリアの燃料費調整額が大幅マイナス(-6.96円/kWh)となっており、その恩恵を受け月額が今回の比較3プランで圧倒的に低い水準です。四国電力比で月1,181円・年間14,172円の節約が見込めます。
特徴1: 燃料費調整額の大幅割引による実質最安水準
四国エリアの燃調は2026年6月1日時点でマイナス水準が続いており、エバーグリーンはその恩恵を電気代に反映しています。
特徴2: 解約金ゼロ・縛り期間なし
いつでも違約金なしで他社へ移れます。
注意点
燃料費調整額は月ごとに変動するため、今後の燃調の変化により料金が変動する可能性があります。最新の燃調を確認したうえで判断することをおすすめします。
第2位:シン・エナジー
月額: 4,559円(年間平均、161kWh・30A)
四国電力比: 月560円の節約(年間6,720円)
シン・エナジーは神戸物産グループが提供する新電力です。きほんプラン(四国)は燃調の変動幅が比較的穏やかで、安定した電気代を求める方に向いています。
特徴1: 神戸物産グループの信頼性
業務スーパーを運営する神戸物産の子会社で、大手グループとしての財務安定性があります。
特徴2: 解約金ゼロ
縛り期間がなく、いつでも無料で他社へ移れます。
注意点
エバーグリーン電気と比べると月額は621円高い水準です。燃調の変動リスクを抑えた安定重視の方に向いています。
第3位:TERASELでんき
月額: 4,922円(年間平均、161kWh・30A)
四国電力比: 月197円の節約(年間2,364円)
しろくま電力は北海道・沖縄などでも展開する新電力です。しろくまプラン(四国)は全段階の単価が四国電力より割安です。
特徴1: 解約金ゼロ
縛り期間がなく、いつでも無料で他社へ移れます。
注意点
節約額は3プランのなかで最も小さい水準です。安定性重視でエバーグリーン・シン・エナジーが気になる方向けです。
料金比較表
| プラン名 | 月額(年間平均) | 四国電力比 | 年間節約額 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| エバーグリーン電気 基本プラン(四国) | 3,938円 | -1,181円 | 約14,172円 | 大幅割安・燃調マイナス・解約金なし |
| シン・エナジー きほんプラン(四国) | 4,559円 | -560円 | 約6,720円 | 神戸物産グループ・解約金なし |
| しろくま電力 しろくまプラン(四国) | 4,922円 | -197円 | 約2,364円 | 解約金なし・安定供給 |
| 四国電力 従量電灯A(四国)(参照値) | 5,119円 | — | — | 現在のプラン |
※試算条件:月161kWh・30A・集合住宅(出典:東京都「家庭の省エネハンドブック2025」令和7年3月)、2026年6月燃料費調整額・再エネ賦課金を含む。
こんな人にはエバーグリーン電気がおすすめ
パターン1: 高松市・丸亀市・坂出市の賃貸マンション住まいで電気代を大幅に下げたい方
年間14,172円という今回最大の節約が見込めます。四国電力から切り替えるだけで毎月の電気代が大きく下がります。
パターン2: 高松市・丸亀市に転勤・移住してきた単身者(解約金なし)
解約金ゼロなので、次の転居時も手続きがシンプルです。香川はLP中心のため電気単体プランでの節約が基本です。小豆島・直島など離島への供給可否は各社にご確認ください。
パターン3: 最安プランで節約を最大化したい単身者
今回の比較で月額が最も低く、燃調マイナスの恩恵を最大限受けられるプランです。
香川県で1人暮らしの電力会社を選ぶときの確認ポイント
香川県は四国電力エリアの料金体系で比較します。同じ県内でも都市部・郊外・山間部で在宅時間や冷暖房、給湯の使い方が変わるため、記事内のランキングは「自分の月間使用量に近い条件で見る」ことが前提です。1人暮らしでは月120〜200kWh前後に収まることが多く、基本料金と120kWhまでの単価差が効きやすくなります。一方で、在宅勤務が多い、冬や夏にエアコンを長時間使う、IHコンロや電気温水器を使うといった条件では200kWhを超える月もあるため、低使用量だけでなく300kWh前後の料金も確認しておくと失敗しにくくなります。
賃貸で確認したいこと
- 検針票やマイページで契約アンペア、供給地点特定番号、現在の電力会社を確認する。
- マンション一括受電や管理会社指定の契約になっていないかを入居書類で確認する。
- 短期の転勤・進学予定がある場合は、解約金や最低利用期間がないプランを優先する。
- ガス給湯の物件なら電気単体、IH・電気温水器の物件なら夜間単価や高使用量帯も見る。
料金表を見るときのコツ
最安だけを見るのではなく、現在の使用量より少し多いケースも並べて確認してください。春秋は安く見えても、夏冬に使用量が増えると順位が変わることがあります。香川県で初めて一人暮らしをする場合は、最初の1〜2か月の請求額を見てから、契約アンペアや生活リズムに合うプランへ見直すのが現実的です。



