特集2026-05-27

47都道府県
電気代最適化マップ

47都道府県
5消費タイプ
10エリア電力会社

「電気代が高い」という悩みに、全国一律の答えはない。北海道の家庭が冬に800kWhを超える月があれば、東京の単身者は夏でも200kWh台で収まる。気候・住居・ライフスタイルという3つの変数が、最適プランを都道府県ごとに変える。

本稿では47都道府県を5つの消費タイプに分類し、それぞれに合ったプランの選び方を解説する。まず地図でご自身の都道府県を確認し、対応するセクションへ進んでほしい。

§ 01

5タイプ分類カルトグラム

FILTER:
北海青森岩手秋田山形宮城福島新潟富山石川福井長野群馬栃木茨城岐阜鳥取島根東京大阪神奈川京都兵庫愛知滋賀埼玉千葉愛媛三重岡山福岡山口広島和歌山奈良香川徳島高知佐賀長崎熊本大分宮崎鹿児島静岡山梨沖縄
寒冷地・冬需要型18都道府県
都市集約型7都道府県
首都圏ベッドタウン型4都道府県
工業県・大量消費型4都道府県
温暖地・夏暑型14都道府県
§ 02

寒冷地・冬需要型

Cold / Winter-peak
18 都道府県 · 北海道 / 青森 / 岩手 / 秋田 / 山形 / 宮城 / 福島 / 新潟 / 富山 / 石川 / 福井 / 長野 / 群馬 / 栃木 / 茨城 / 岐阜 / 鳥取 / 島根
都道府県管轄電力会社消費特性
北海道北海道電力月600〜900kWh、灯油併用が電気代の主因
青森東北電力東北最大級の冬需要クラス
岩手東北電力内陸・盆地で冬期負荷大
秋田東北電力住居が広く暖房が長時間化
山形東北電力豪雪で融雪・暖房
宮城東北電力仙台都市部でも冬需要が強い
福島東北電力冬はベッドタウン型に近い変動
新潟東北電力日本海側豪雪、冬の電力需要は格段に高い
富山北陸電力豪雪・冬の暖房需要が大きい
石川北陸電力金沢・冬の暖房・日本海気候
福井関西電力冬の暖房需要が大きい
長野中部電力内陸寒冷地・暖房はベッドタウン型混在
群馬東京電力冬期の寒さと標高差(豪雪リスク)
栃木東京電力内陸盆地で冬期需要が大
茨城東京電力冬は灯油・電気併用、寒暖差注意
岐阜中部電力山間部・飛騨方面で冬需要大
鳥取中国電力山陰の積雪・冬の暖房需要
島根中国電力山陰・冬の暖房需要が大
PLAN RECOMMENDATION
蓄熱・季節別型
蓄熱式機器対応の時間帯別契約、または冬期割引のある寒冷地特化プラン。市場連動型はピーク逆効果リスクに注意。
§ 03

都市集約型

Urban / Compact
7 都道府県 · 東京都 / 大阪府 / 神奈川県 / 京都府 / 兵庫県 / 愛知県 / 滋賀県
都道府県管轄電力会社消費特性
東京都東京電力単身マンション・昼不在型が密集
大阪府関西電力集合住宅率高・夜需要が中心
神奈川県東京電力横浜・川崎の集合住宅、共働きベッドタウン混在
京都府関西電力学生・社会人多数・昼不在の単身世帯
兵庫県関西電力神戸・阪神間、集合住宅と都市集約
愛知県中部電力名古屋圏・都市集約と中量帯が共存
滋賀県関西電力大阪ベッドタウン化・都市部集約のすそ広
PLAN RECOMMENDATION
基本料金ゼロ型
基本料金ゼロ型(Looopなど)、または市場連動型の単価が活きる構造。
§ 04

首都圏ベッドタウン型

Bedroom Suburb
4 都道府県 · 埼玉県 / 千葉県 / 愛媛県 / 三重県
都道府県管轄電力会社消費特性
埼玉県東京電力戸建ファミリー多・北関東に隣接エリア
千葉県東京電力戸建主体・湾岸&共働きが多い県
愛媛県四国電力松山ベッドタウン化・戸建ファミリー多
三重県中部電力名古屋圏ベッドタウン・戸建ファミリー多
PLAN RECOMMENDATION
従量電灯+ガスセット
従量電灯B(フリーな40〜60A)の単価が安いプラン、ガスセット割も有力。
§ 05

工業県・大量消費型

Industrial / Heavy
4 都道府県 · 岡山県 / 福岡県 / 山口県 / 広島県
都道府県管轄電力会社消費特性
岡山県中国電力モノづくり中心地・製造業ファミリー多
福岡県九州電力北九州の工業地帯・ファミリー&共働き混在
山口県中国電力石油化学・大量消費の世帯が分布
広島県中国電力石油化学・自動車工場、大量消費型混在
PLAN RECOMMENDATION
高圧+蓄電池併用
高圧見直し・蓄電池導入型/自家発電連携型の中量〜高使用層に対応プラン。
§ 06

温暖地・夏暑型

Warm / Summer-peak
14 都道府県 · 和歌山県 / 奈良県 / 香川県 / 徳島県 / 高知県 / 佐賀県 / 長崎県 / 熊本県 / 大分県 / 宮崎県 / 鹿児島県 / 静岡県 / 山梨県 / 沖縄県
都道府県管轄電力会社消費特性
和歌山県関西電力年間日射量大・太陽光普及率高
奈良県関西電力盆地・夏暑く冬は寒い昼夜差
香川県四国電力瀬戸内・日照時間大・夏暑型
徳島県四国電力年間日射量大・太陽光普及率高
高知県四国電力高湿多雨・夏のエアコン需要大
佐賀県九州電力晴天時間長く太陽光普及・自家消費活発
長崎県九州電力温暖・離島も含む夏暑型
熊本県九州電力温暖・夏の冷房需要長期化
大分県九州電力温暖・地熱資源あり、夏季需要大
宮崎県九州電力日照時間日本一級・太陽光が普及
鹿児島県九州電力年間温暖・夏期長期、太陽光相性◎
静岡県中部電力温暖・日照豊富・太陽光適地
山梨県東京電力盆地・夏は猛暑、太陽光自家消費◎
沖縄県沖縄電力通年冷房需要・独立系統で単価高め
PLAN RECOMMENDATION
太陽光自家消費型
昼間時間帯の使用量を抑えるプラン(夜得型)、太陽光自家消費セット型がベスト。
§ 07

プラン見直し3ステップ

01

地図でタイプを確認する

上のカルトグラムで自分の都道府県を探す。5つのタイプ(寒冷地・都市集約・ベッドタウン・工業県・温暖地)のどれに属するかを把握する。

02

直近12ヶ月の明細を手元に

電力会社のWebポータルから月別使用量をCSVでダウンロードする。最小値・最大値・年間平均を計算すれば、どのシーズンが重要か一目瞭然。

03

タイプ別の推奨プランで試算

各セクションの「推奨プランタイプ」を参考に、でんき比較ナビのランキングページで複数プランを同条件で比較する。年間差が1万円を超えることも珍しくない。

まとめ:都道府県タイプ別の最適解

  • 寒冷地(18都道府県)は蓄熱・季節別型。市場連動型は冬ピーク逆効果リスクあり
  • 都市集約型(7都道府県)は基本料金ゼロ型が構造的に有利
  • 首都圏ベッドタウン型(4県)は従量電灯+ガスセット割が鉄板
  • 工業県(4県)は高圧見直し・蓄電池導入で大幅削減の余地あり
  • 温暖地(14都道府県)は太陽光自家消費セット型+夜得プランのダブル効果
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