電力会社の切り替え方法2026|手順5ステップと日数・注意点
📅 公開日:2026年7月6日✍️ でんき比較ナビ編集部本記事はPRリンクが含まれています

結論:電力会社の切り替えは「①現在の使用量を確認 → ②プランを比較 → ③新しい会社にWebで申し込む」——自分で動くのはこの3つだけで完了します(あとは待つだけ。全体の流れは本文の5ステップ参照)。工事・停電はなく、切り替え自体の費用も原則かかりません。今の会社への解約連絡も、多くの場合は新しい会社が代行します。申し込み自体は15分程度、切り替え完了までは数週間〜次回検針日が目安です。注意すべきは「今のプランに解約金があるか」と「引っ越しを伴う場合は手続きが別になる」の2点だけです。
「電力会社の切り替えって、手続きが面倒そう」「停電したり、工事が必要になったりしない?」——初めての乗り換えでは、こうした不安がつきものです。実際には、2016年4月の電力小売全面自由化から10年が経ち、切り替え手続きは大きく簡素化されています。検針票を手元に置いてWebで15分ほど申し込めば、あとは待つだけで完了します。
本記事では、電力会社の切り替え手順を5つのステップに分けて、必要なもの・かかる日数・違約金などの注意点まで順番に解説します。
切り替えの基本:工事なし・停電なし・費用は原則ゼロ
手順に入る前に、切り替えの基本を3つ押さえておきましょう。
- 工事は原則不要・無料。スマートメーターが未設置の場合はメーター交換が必要ですが、これも原則無料で、多くの場合は立ち会いも不要です。
- 切り替えの瞬間に停電することはありません。送配電網は地域の送配電会社が共通で管理しており、電気の通り道は変わらないためです。
- 電気の品質・停電のしにくさも変わりません。どの会社と契約しても、家に届く電気そのものは同じです。
つまり、切り替えで変わるのは「請求元と料金プラン」だけです。設備面のリスクを心配する必要はありません。どの会社に乗り換えるか迷っている段階の方は、先に電力会社の選び方で比較の軸を確認しておくとスムーズです。
切り替え前に手元に用意するもの
申し込みに必要な情報は、毎月の「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」または現在の電力会社のマイページにすべて載っています。次の3点を用意しましょう。
| 用意するもの | どこで確認できるか |
|---|---|
| 供給地点特定番号(22桁) | 検針票・マイページに記載。電気の供給場所を特定する全国共通の番号 |
| お客さま番号 | 検針票・マイページに記載。現在の契約を特定する番号 |
| 支払い情報 | クレジットカードまたは口座情報。対応する支払い方法は会社により異なる |
検針票が紙で届かない契約でも、マイページ・アプリ、またはカスタマーセンターへの問い合わせで確認できます。
電力会社の切り替え手順5ステップ
ステップ① 現在の使用量(kWh)と料金を確認する
最初にやるべきは、新しい会社を探すことではなく、自分が毎月どれくらい電気を使い、いくら払っているかを知ることです。検針票かマイページで、1か月の使用量(kWh)と料金を確認しましょう。電気の使用量は夏・冬に増える世帯が多いため、できれば直近1年分を見ておくと試算の精度が上がります。契約アンペア(30A・40Aなど)もあわせてメモしておきましょう。
なお、「そもそもなぜ電気代がこんなに高いのか」という内訳や背景を知りたい方は、姉妹サイトの電気代が高い原因と内訳の見方(電気代節約のミカタ)が参考になります。
ステップ② 新しい会社・プランを比較してシミュレーションする
使用量が分かったら、その数字で各社のプランを試算します。ここで見るべきは「宣伝上の安さ」ではなく、自分の使用量帯での電力量料金と基本料金の合計です。あわせて、解約金・契約期間の縛りの有無も必ず確認してください。
当サイトの電力会社おすすめランキングでは、地域・世帯人数別に主要プランを比較できます。「まず試したい」「引っ越しの可能性がある」という方は、解約金なし電力会社の完全一覧から選ぶと後戻りしやすく安心です。
ステップ③ 新しい電力会社にWebで申し込む
乗り換え先が決まったら、その会社の公式サイトから申し込みます。多くの会社はWebで完結し、所要時間は15分程度です。入力するのは主に次の内容です。
- 供給地点特定番号(22桁)・お客さま番号(用意した検針票の記載どおりに)
- 契約者の氏名・住所・連絡先
- 支払い方法(クレジットカード・口座振替など)
- 希望する料金プラン
キャンペーンやキャッシュバックを利用する場合は、申し込み経路や適用条件(継続期間・受け取り時期など)をこの時点で確認しておきましょう。
ステップ④ 今の会社への解約連絡は原則不要
同じ住所で電力会社だけを切り替える場合、現在の会社への解約手続きは、新しく契約する会社が代行するのが一般的です。自分で解約の電話をかける必要は原則ありません。切り替え日をもって旧契約は自動的に終了するため、二重に請求される期間も原則発生しません。
ただし、引っ越しと同時に電力会社を変える場合は例外です。この場合は「切り替え」ではなく、現住所の契約の停止と新住所での新規契約という2つの手続きになります(詳しくは後述の注意点③へ)。
ステップ⑤ 切り替え完了を待つ(工事・停電なし)
申し込み後は、新しい会社と送配電会社の間で切り替え処理が進みます。スマートメーターが未設置の場合のみ、事前にメーター交換(原則無料・短時間)が行われます。切り替え日になると自動的に新しい契約へ移行し、停電も立ち会いも発生しません。
切り替え完了の通知が届いたら、新しい会社のマイページに登録し、初回の請求金額が試算どおりかを確認しておきましょう。
切り替えにかかる日数の目安
切り替え完了までの期間は、スマートメーターの設置状況と検針日のタイミングで変わります。
| 状況 | 切り替え完了までの目安 |
|---|---|
| スマートメーター設置済み | 申し込みから数週間〜次回検針日が目安 |
| スマートメーター未設置 | メーター交換を挟むため、上記よりやや長くなることがある(交換は原則無料) |
正確な切り替え日(供給開始日)は、申し込み後に新しい会社から案内されます。「今月の検針日までに申し込めば翌月から」といった細かい区切りは会社によって異なるため、急ぎの場合は申し込み時に確認してください。
切り替え時の注意点4つ
① 今のプランの解約金・違約金を確認する
切り替え自体に費用はかかりませんが、現在契約中のプランに「最低利用期間」や「解約金」が設定されている場合があります。検針票や契約時の書面、マイページで確認し、解約金がかかるなら「更新月を待つ」か「解約金を払っても乗り換えたほうが得か」を試算してから判断しましょう。
② 市場連動型プランは仕組みを理解してから
電力市場の価格に連動して単価が変わる「市場連動型プラン」は、市場が落ち着いている時期は割安になりやすい一方、市場高騰時には料金が大きく上がるリスクがあります。単価の安さだけで選ばず、変動リスクを理解した上で契約してください。固定単価のプランと迷ったら、新電力への乗り換えで後悔する理由で失敗パターンを先に確認しておくと安心です。
③ 引っ越しと同時の場合は「切り替え」ではなく「停止+開始」
住所が変わる場合は、同住所での切り替えと違って「現住所の電気の使用停止」と「新住所での使用開始」を自分で手続きする必要があります。使用開始の申し込みが遅れると入居日に電気が使えないこともあるため、引っ越しが決まったら早めに段取りしましょう。手順の詳細は引っ越しの電気手続き完全ガイドにまとめています。
④ 賃貸・マンションでは個別に選べないケースがある
賃貸でも、入居者本人が電力会社と契約しているなら原則自由に切り替えできます。ただし、マンション全体で電気をまとめて契約している「高圧一括受電」の建物では、各住戸が個別に電力会社を選べません。請求元が管理会社や一括受電サービス会社になっている場合は、管理会社に確認してください。
切り替えで心配しなくてよいこと
逆に、次の点は心配する必要がありません。
- 停電しやすくなる・電気の質が落ちる…送配電は地域の送配電会社が共通管理のため、どの会社でも同じです。
- 契約先が倒産したら電気が止まる…万が一撤退・倒産しても、すぐに電気が止まらない仕組み(最終保障供給など)があります。詳しくは新電力が倒産したらどうなる?をご覧ください。
- 一度切り替えたら戻れない…再度申し込めば元の会社に戻ることも可能です(プランによっては新規受付終了で同条件では戻れない場合があります)。
よくある質問(FAQ)
切り替えに費用はかかりますか?
切り替え手続き自体は無料です。スマートメーターへの交換が必要な場合も原則無料です。ただし、現在のプランに解約金が設定されている場合はその分がかかるため、事前に確認してください。
切り替え完了までどのくらいかかりますか?
スマートメーター設置済みなら、申し込みから数週間〜次回検針日が目安です。正確な供給開始日は申し込み後に新しい会社から案内されます。
今の電力会社に自分で解約連絡をする必要はありますか?
同じ住所での切り替えなら原則不要です。新しく契約する会社が解約手続きを代行します。引っ越しを伴う場合のみ、現住所の停止手続きを自分で行う必要があります。
切り替えた後、元の電力会社に戻すことはできますか?
原則として、再度申し込めば戻せます。ただし、以前のプランが新規受付を終了している場合は、同じ条件では契約できないことがあります。
訪問販売や電話勧誘で契約してしまった場合、取り消せますか?
訪問販売・電話勧誘で契約した電気の小売契約は、法定書面の受領日から8日以内であればクーリング・オフ(無条件解約)の対象です。身に覚えのない切り替えに気づいた場合は、契約先とお住まいの消費生活センターに相談してください。
まとめ:切り替えは「確認 → 比較 → 申し込み」の3動作
電力会社の切り替えは、①検針票で使用量を確認 → ②自分の使用量で試算して比較 → ③Webで申し込み、の3動作で完了します。工事や停電はなく、切り替え自体の費用もかからず、解約手続きも新しい会社が代行してくれます。気をつけるのは「今のプランの解約金」と「引っ越し時は手続きが別」の2点だけです。
切り替え先がまだ決まっていない方は、まず電力会社おすすめランキングで地域・世帯別の候補を絞り、電力会社の選び方の7つの比較ポイントで見比べるところから始めてください。


