【東京都】1人暮らしにおすすめの電力会社3選|23区の賃貸・少量使用向け
📅 公開日:2026年5月22日✍️ でんき比較ナビ編集部本記事はPRリンクが含まれています

東京都は単身世帯数が全国最多(2020年国勢調査:約207万世帯)で、23区内の全世帯の約半数超が1人暮らしです。特に港区・渋谷区・新宿区・品川区には飲食・IT・エンタメ業の単身就労者が集中しており、帰宅が深夜になる「夜型生活」が一般的なため、昼間の電気使用量が少なく夜間に集中する傾向があります。
本記事では、月161kWh・30A・集合住宅という標準的な1人暮らしの条件(出典:東京都「家庭の省エネハンドブック2025」令和7年3月)を基準に、東京都で契約しやすい3プランを比較しました。
結論から言えば、月161kWh前後の平均的な1人暮らしでは、TERASELでんきが有力候補です。ただし、日中ほとんど家にいない人、在宅勤務で使用量が増える人、都市ガスとまとめたい人では見るべきポイントが変わります。
この記事では単に安い順で並べるだけでなく、少量使用・空調需要・賃貸の引っ越しやすさ・都市ガス/LPガスの違いまで含めて、東京都の1人暮らしが失敗しにくい選び方を整理します。23区の都市ガス利用、夜型生活、在宅勤務、短期の住み替えでは、向くプランが変わります。
東京都の1人暮らしの電気代事情
東電スタンダードSで月いくら?
東京電力エリアの基本プランである「スタンダードS」で、30A・月161kWhを使った場合の月額料金は5,490円(2026年6月1日時点、再エネ賦課金・燃料費調整額を含む)です。
年間に換算すると約65,880円。切り替えで年間2,000円前後の節約が見込めるプランも存在します。
161kWhという使用量の根拠
月161kWhは、東京都環境局が発行する「家庭の省エネハンドブック2025」(令和7年3月)のデータにもとづく1人暮らし世帯(集合住宅)の年間平均使用量です。季節によって夏(冷房)や冬(暖房)は使用量が増えますが、本記事ではこの年間平均値161kWhを全試算に一貫して使用しています。
東京ならではの電気代の特徴
1. 都心は夏の暑さ・冬の冷え込みともにヒートアイランドの影響あり東京(気象庁観測所)の1月平均最低気温は約1.6℃と神奈川より若干寒く、8月平均最高気温は約33.1℃で郊外より高め(1991〜2020年平年値)。特に23区の高層マンションは断熱性能が高い一方、エレベーター・共用部の電気代は管理組合負担で個人への影響は限定的です。
2. 引越し頻度が全国最高水準、解約金なしのプランが圧倒的有利東京23区の平均居住年数は4.5年前後で、同じ都内での転居・他都市への異動が多い。解約金なし・縛り期間なしのオクトパスエナジーは転居時の手続きが最もシンプルです。
3. 高圧一括受電マンションの比率が高い都心の新築タワーマンションの一部は高圧一括受電を採用しており、この場合は個別の新電力切り替えができません。申し込み前に管理規約の確認が必要です。
1人暮らしの電力会社選びで見るべきポイント
月120〜200kWhの少量使用で安いかを見る
1人暮らしでは、ファミリー世帯のように300kWh超の単価が安いプランより、基本料金と120〜200kWh帯の単価が効きます。日中ほとんど家にいない人は月120〜150kWh、夜や休日に在宅する一般的な単身者は月150〜200kWh、在宅勤務や電気暖房を使う人は月200〜250kWhまで増えることがあります。
本記事の試算は月161kWhで統一していますが、自分の検針票やマイページで直近の使用量を確認し、120kWh付近と200kWh付近のどちらに近いかを見て選ぶと失敗しにくくなります。
固定料金型 vs 市場連動型の違い
電力会社のプランは大きく2種類あります。
固定料金型(従量電灯型)は、基本料金と単価が契約時に決まっているタイプです。毎月の電気代が予測しやすく、電力市場が高騰しても料金が急変しにくいのが特徴です。本記事で紹介するオクトパスエナジー・TERASELでんき・CDエナジーダイレクトはすべてこちらのタイプです。
市場連動型は、電力の卸売市場(JEPX)の価格に連動して単価が変わるプランです。市場価格が低い時期は割安になりますが、電力需要が急増する夏の猛暑日や厳冬期に価格が跳ね上がるリスクもあります。
東京都は集合住宅の単身世帯が多く、昼間不在・夜間集中・在宅勤務の差が電気代に出やすい地域です。電気代の安定を重視する1人暮らしなら、まずは固定料金型を軸に比較するのが現実的です。
都市ガス・LPガスの違いを踏まえて選ぶ
東京23区や多摩の都市部では東京ガスの都市ガス利用者が多く、電気とガスをまとめる選択肢もあります。ただし、電気使用量が少ない1人暮らしでは、セット割よりも電気単体の安さが勝つことがあります。都市ガスを使っている人は、電気代だけでなく電気+ガスの合計額で比較しましょう。
賃貸・転勤の可能性があるなら解約金なしを優先する
プランによっては2〜3年の縛り期間があり、途中解約すると違約金が発生するものがあります。進学・転勤・住み替えの可能性がある単身者は、解約金なし・縛りなしのプランを優先すると引っ越し時に手続きがスムーズです。
申し込みやすさ
ほとんどの新電力はWebから申し込め、切り替え工事は不要です。現在の電力メーターや検針票に記載された「供給地点特定番号(22桁)」があればほぼ完結します。申し込みから実際の切り替えまでは約1〜2ヶ月かかります。
東京都内の地域別に見る1人暮らし向けの選び方
新宿・渋谷・港・品川:夜型生活なら少量使用単価とアプリ管理を重視
昼間は外出し、帰宅後に電気使用が集中する人は月120〜150kWh程度に収まりやすいです。基本料金が重いプランや大容量向けプランより、少量使用時の単価、解約金なし、使用量を確認しやすいアプリの有無を見ましょう。
世田谷・杉並・練馬・大田:都市ガス利用ならセット割も比較
東京ガスの都市ガスを使っている賃貸では、CDエナジーダイレクトや東京ガスの電気のようなガスセット系も候補になります。ただし、月120〜150kWh程度の少量使用ならセット割の効果が小さいため、電気単体プランと電気+ガスの総額で比べるのがおすすめです。
中野・豊島・文京・学生街:短期入居なら解約金なしを優先
進学・就職・転職で住み替えが多いエリアでは、年間の節約額だけでなく短期解約時の負担を確認しましょう。解約金なし、Web手続き、引っ越し時の開始・停止が簡単なプランを優先すると失敗しにくくなります。
立川・八王子・町田・多摩:在宅時間が長い人は200kWh超も想定
多摩エリアの広めの賃貸や在宅勤務では、1人暮らしでも月200kWhを超えることがあります。少量使用だけでなく、121〜300kWh帯の単価、燃料費調整額、料金変動の少なさを確認しましょう。
東京都で1人暮らしにおすすめの電力会社3選
第1位:TERASELでんき
月額: 5,285円(年間平均、161kWh・30A) 東電比: 月205円の節約(年間2,460円)オクトパスエナジーは英国発のグローバル電力会社で、日本でも急速にシェアを拡大しています。グリーンオクトパスは3段階従量制の固定料金型プランで、月額試算値は今回の比較3プランのなかで最も低い水準です。
基本料金は日割り計算で、30Aの場合は29.10円/日。5月(31日)では901.10円となります。従量単価は第1段階(〜120kWh)が18.98円/kWh、第2段階(121〜300kWh)が24.10円/kWhです。グリーンオクトパスの3つのメリット
- 実質再生可能エネルギー100%・CO2排出量ゼロ
グリーンオクトパスは再エネ100%プランです。環境意識を持つ若年単身者にとって、コストを抑えながら再エネにシフトできる点は大きな強みです。 - 独自アプリで日ごとの電力使用量を見える化
夏の冷房や冬の暖房で使用量が増えた月も、日ごとの使用量を確認できます。電気代が高くなった原因を把握しやすく、節電のきっかけになります。 - 解約金ゼロ・縛り期間なし
転勤・進学・住み替えの可能性がある方にとって、解約金なしは大きなメリットです。いつでも違約金なしで解約・乗り換えができます。
注意点
燃料費調整額の上限が撤廃されているため、国際的な燃料価格が急騰した場合は料金が大きく上振れするリスクがあります(2026年6月1日時点の燃調は2.76円/kWhとプラス水準)。また、基本料金が日割りのため月の日数によって若干変動します。
第2位:オクトパスエナジー
月額: 5,316円(年間平均、161kWh・30A) 東電比: 月174円の節約(年間2,088円)TERASELでんきは伊藤忠エネクスのグループ会社が提供するプランで、1人暮らし(1〜2人世帯)には「TERASELプラン東京B」が適用されます。30Aの基本料金は900.93円/月、従量単価は第1段階(〜120kWh)が29.00円/kWh、第2段階(121〜300kWh)が35.34円/kWhです。
特徴1: 解約金ゼロ・縛り期間なし転勤や引っ越しが多い単身者にとって最大のメリット。いつでも無料で他社へ移れます。
特徴2: 伊藤忠エネクスグループの安定した供給体制大手商社グループのため、倒産リスクが低く長期的に安心して契約できます。
特徴3: シンプルな料金体系で計算しやすいオプション加算や複雑な割引条件がなく、毎月の電気代を自分で見積もりやすい設計です。
注意点
ガスや通信とのセット割引がないため、東京ガスや楽天でんきのように他サービスと組み合わせた割引を期待する方には物足りないかもしれません。
第3位:CDエナジーダイレクト
月額: 5,373円(年間平均、161kWh・30A) 東電比: 月117円の節約(年間1,404円)CDエナジーダイレクトは中部電力と東京電力が出資する合弁会社(CDES)が運営する電力サービスです。1人暮らし向けには「シングルでんき」という専用サブプランがあり、毎月100円の定額割引が自動で適用されます。30Aの基本料金は885.72円/月、従量単価は第1段階(〜120kWh)が30.00円/kWh、第2段階(121〜300kWh)が36.60円/kWhです。
特徴1: 1人暮らし専用の100円固定割引世帯人数に応じてサブプランが切り替わる仕組みで、1人暮らしには自動的に毎月100円の割引が適用されます。
特徴2: 中部電力×東京電力グループの安定性大手電力2社のジョイントベンチャーで、供給安定性と企業の継続性において高い信頼性があります。
特徴3: 燃料費調整額は東電と同じ水準を採用燃調がほぼ東電ベースで動くため、「東電から大きく乖離した料金変動が起きにくい」という安心感があります。
注意点
1人専用プランのため、2〜3人になった場合は自動的にベーシックでんきBに切り替わります。独自のポイントや特典プログラムはありません。
料金比較表
| プラン名 | 月額(年間平均) | 東電比 | 年間節約額 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| オクトパスエナジー グリーンオクトパス | 5,210円 | -241円 | 約2,892円 | 試算上最安・再エネ100%・アプリ充実 |
| CDエナジーダイレクト シングルでんき | 5,267円 | -184円 | 約2,208円 | 1人暮らし100円割引・中部×東電系 |
| TERASELでんき TERASELプラン東京B | 5,282円 | -169円 | 約2,028円 | 解約金なし・伊藤忠グループ |
| 東京電力EP スタンダードS(参照値) | 5,451円 | — | — | 現在のプラン |
※試算条件:月161kWh・30A・集合住宅(出典:東京都「家庭の省エネハンドブック2025」令和7年3月)、2026年6月燃料費調整額・再エネ賦課金を含む。
使用量別に見る比較のコツ
- 月120〜150kWh:日中不在が多い人。基本料金、最低料金、解約金なしを優先。
- 月150〜200kWh:一般的な1人暮らし。本記事の161kWh試算に近く、3社比較の月額差を参考にしやすい。
- 月200〜250kWh:在宅勤務、ペット、夏の冷房、冬の電気暖房が多い人。121〜300kWh帯の単価と燃料費調整額を重視。
- 月300kWh以上:1人暮らしでもファミリー向けプランの方が有利になる可能性があるため、世帯人数別のランキングも確認。
タイプ別に見るおすすめの選び方
料金と再エネを両立したい人:オクトパスエナジー
月161kWh前後の平均的な1人暮らしで、料金を抑えつつ再エネ100%も重視したい人は、オクトパスエナジーが有力です。夜型生活や在宅勤務で使用量が変わる人も、アプリで使用量を確認しやすい点が向いています。
シンプルな電気単体プランを選びたい人:TERASELでんき
ガスセットを使わず、電気単体で分かりやすく比較したい人はTERASELでんきも候補です。解約金なしで料金体系がシンプルなため、短期で住み替える可能性がある都内の単身者に向いています。
都市ガスとまとめたい人:CDエナジーダイレクト
東京ガスの都市ガスを使っている人は、CDエナジーダイレクトのシングルでんきも比較対象になります。電気単体では最安にならない場合でも、ガス代を含めた総額や手続きの一元化を重視するなら検討価値があります。
オール電化・IH物件の一人暮らしは夜間単価も確認
オール電化マンションやIH・電気温水器付きの物件では、一般的な1人暮らしより夜間や冬の電気使用量が増えやすくなります。月120〜200kWhの少量使用だけで判断せず、夜間単価、オール電化向けメニューの有無、冬の暖房・給湯を含めた年間総額を確認しましょう。
すぐに引っ越す可能性がある人:解約金なしを最優先
進学・転勤・転職で住み始めた人は、月額差だけでなく解約金の有無を確認しましょう。年間で数千円安くても、短期解約時に違約金がかかるとメリットが薄くなります。まずは縛りなしの固定料金型プランから選ぶのが無難です。
申し込み手順(オクトパスエナジーの場合)
申し込みに必要なもの
- 検針票(電気の請求書): 「供給地点特定番号(22桁)」が記載されています
- 本人確認書類: 運転免許証、マイナンバーカードなど
- 支払い用クレジットカードまたは口座情報
Web申し込みの流れ(3ステップ)
ステップ1: 公式サイトから申し込みフォームにアクセスオクトパスエナジーの公式サイトで「今すぐ申し込む」ボタンをクリック。郵便番号または現在の電力会社を選択し、供給地点特定番号(検針票に記載)を入力します。
ステップ2: プランと支払い方法を選択グリーンオクトパスを選択し、クレジットカードまたは口座振替で支払い方法を登録。申し込みはWebで完結します。
ステップ3: 切り替え完了を待つ申し込み後、東京電力への解約手続きはオクトパスエナジー側が代行します。工事不要で切り替えが完了するまで通常1〜2ヶ月かかります。切り替え期間中も電気は止まりません。
よくある質問
Q. 賃貸マンションでも電力会社を切り替えられますか?ほとんどの賃貸集合住宅では、入居者個人の電力契約を自由に変更できます。管理組合や大家さんへの届け出も基本的に不要です。ただし、建物全体で一括契約している「高圧一括受電」マンションでは個別の切り替えができないケースがあります。都心のタワーマンションは事前に管理規約の確認をお勧めします。
Q. 電力会社を変えると停電しやすくなりますか?なりません。電気を運ぶ送電網は電力会社が変わっても東京電力の設備をそのまま使います。停電の発生頻度や復旧対応は切り替え前後で変わりません。
Q. 解約金はかかりますか?オクトパスエナジー グリーンオクトパスには解約金がなく、縛り期間もありません。引っ越しや他社への乗り換えの際に違約金が発生しないため、転勤が多い方も安心して利用できます。
Q. 23区外(奥多摩・青梅)でもオクトパスエナジーに切り替えできますか?はい、できます。東京都は全域が東京電力エナジーパートナーのサービスエリア内です。23区はもちろん、奥多摩・青梅・八王子・立川など多摩地区・島しょ部を除く都内全域でオクトパスエナジーへの切り替えが可能です。
Q. 申し込んでから実際に切り替わるまでどれくらいかかりますか?通常は申し込みから1〜2ヶ月程度で切り替わります。月の途中で申し込んだ場合は翌月または翌々月の検針日から新しい電力会社の料金が適用されます。切り替え期間中も電気が止まることはありません。
まとめ
東京都の1人暮らしにおすすめの電力会社3選を、月161kWh・30Aの条件で比較しました。
- 1位:TERASELでんき — 月5,285円(東電比205円/月節約)、再エネ100%・アプリで見える化
- 2位:オクトパスエナジー — 月5,316円(東電比174円/月節約)、解約金なし・安定大手
- 3位:CDエナジーダイレクト — 月5,373円(東電比117円/月節約)、1人専用100円割引
全国最多の単身世帯を抱える東京都では、電力会社の切り替えは手続きが複雑に見えるかもしれません。しかし実際はWeb申し込みで完結し、工事も不要。解約金なしのオクトパスエナジーなら、万一合わなければいつでも他社に移ることができます。
月205円の節約は小さく見えても、年間2,460円。5年間続ければ12,300円の節約になります。都心の夜型生活にも、再エネ志向にも合った選択をぜひ検討してみてください。
次に見るべき比較ページ
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本記事の料金は2026年6月1日時点の燃料費調整額・再エネ賦課金をもとに試算しています。料金は月ごとに変動するため、最新情報は各社公式サイトでご確認ください。使用量の基準値(161kWh)は東京都「家庭の省エネハンドブック2025」(令和7年3月)にもとづく1人暮らし(集合住宅)の年間平均です。



